日本のアトピー現状

“ステロイドを使いなさい”という医師と、 “ステロイドは使ってはいけない”という医師が居るどっちがどっち?と分からない。何が正しいのですか?という質問です。

シェア:質問、色々な医師等に聞くが、
“ステロイドを使いなさい”という医師と、
“ステロイドは使ってはいけない”という医師が居るどっちがどっち?と分からない。何が正しいのですか?という質問です。

私がカウンセリングやワークショップで話す際の内容をメモしてみます。ご参考にしてください。元患者として、また、18年間共同治療プログラムを行ってきた過程で学んできたことですが、と。前置きします。

アメリカの臨床では(医療現場では)、アトピーとは、患者さん個々に、それぞれの原因があることが指摘されています。患者の症状が似ていても、10人いらっしゃれば10人の原因が異なり、いくつかの原因が複層しているケースが少なくありません。そのため、アメリカの高度な医療では、原因の異なるアトピーに関して、ひとつのツールである“ステロイド軟膏”をつかうか、使わないかとは、医療者が患者の原因を特定したあとに判断をされることになります。ゆえに、原因を特定する前に、ステロイドを処方、指示することはありません。また、それでは治療にはなりません。この点は、一昨年、数十年ぶりに大幅に改定になった「(アメリカ)アトピー治療ガイドライン」に記述されており、私たちはドクターマセソンを通じて学び続けております。

とても残念なことですが、今日の日本のアトピーに関する治療には、患者個々の原因を特定して治療をするという枠組みが難しいと感じます。国民全員が健康保険に加入していて、どこでも、安全に医療を受けることが出来るという点ではすばらしい制度なのですが、個々の複雑な原因を特定して治療をすすめるという個別制、皮膚科の枠組みを越え、カスタマイズされた治療という点では、むずかしい側面がアトピーの治療には伺うことができるのです。
ゆえに、特にお子さんたちのアトピーについて、バクテリア、いくつかのアレルギー、内因要因など正しく知り、適切なセルフケアができる方法を学んでほしいとこころから願うものです。そして、わたしたちには、アメリカの高度な医療についてオープンに学ぶことが出来るし、ご希望があれば選択できる機会があるということをお伝えしたいのです。感謝をこめて。
本情報を必要な方をご存じの方はシェア、パス、ご案内をしていただけるととてもうれしく思います。(^^)。

 

最新アメリカアトピー治療 Dr.Mathesonアトピー治療研究会 ワークショップ 鎌倉芸術館 会議室2 2018年3月10日(土)13時30分〜16時

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