日本のアトピー現状

ステロイドについていま書きたいこと、その2:治療機会に挫折するアトピー患者〜日本型アトピー

これまで、東京、麻布十番にて、2009年〜2015年ぐらいまで行ってきた、
最新アトピー治療、カウンセリング、ワークショップの内容を抜粋していこうと思います。

ステロイドについていま書きたいこと、その2:治療機会に挫折するアトピー患者〜日本型アトピー

・医療説明モデル(標準治療)と患者ニーズのずれ
・日本の現状:皮膚科医の困惑、 疾患と病い(個別の人生体験)

ADの治療に携わる皮膚科医の困惑とは、

アトピー性皮膚炎(atopic dermatitis;以下AD)に係わる医療現場においては,ADの医学的標準治療は確立されている(古江他,2008)にもかかわらず,標準治療に対して患者に不信感が生じていて,必要かつ適切な治療を施せないまま重症化した患者が増加している。 
結果的に患者に多大なる不利益が生じて
いる事態に対してADの治療に携わる皮膚科医が困惑している(古江他,2004)。

<引用文献>古江増隆・佐伯秀久・古川福実・秀道広・大槻マミ太郎・中村敏明・佐々木りか子・須藤一・竹原和彦.(2008).日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎治療ガイドライン 日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎治療ガイドライン作成委員会 日皮会誌 118 (3),325-342

標準治療ガイドラインによれば、患者さんが、医師の指示に従わないため、結果的に患者さんの症状が悪化していると医療者は困惑しているのだだと述べています。しかしながら、現実的には、指示に従って、長期間使い続けてもなお、悪化するため、ステロイド軟膏に不信を感じるのは、人間として無理も無いことと思います。

・医療説明モデル(標準治療)と患者ニーズのずれ、は痛ましいばかりに深く広がりそのままになっていると考えます。ナラティブ・セラピーのアプローチでは、双方の言語から、まったく別の治療機会を開く可能性があります。

 


・ステロイド軟膏 〜特効薬への期待
・アトピーとアレルギーの混同
・治療機会に挫折せざるを得ない患者の体験
・アトピー難治化、長期化に伴うこころへの負担こころのケア

最新アメリカアトピー治療 Dr.Mathesonアトピー治療研究会 ワークショップ 鎌倉芸術館 会議室2 2018年3月10日(土)13時30分〜16時

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